毒女inイタリア

毒女がイタリアやアトピーについて否定的なことを書き綴る

保険証、ASL

たまには役に立つであろうことを書こうと思う。

私は貧乏である。従って、イタリアでプライベートのお医者さんに自費でお金を払って診てもらうということは皆無に等しい。

非常に具合が悪かったとき、救急外来pronto soccorso(無料)を3箇所たらいまわしにされたこともある(最後にはGemelliでお尻に注射打たれて終わった。Gemelliが一番ましだった、というのは困っていそうな外国人(私もだが)を見かけなかったから2時間待ちで済んだので。UmberoIは激込みで最悪だった。だいたいUmberoIで救急外来ではなく、普通の予約を取ろうとすると1ヶ月や2ヶ月待たなくてはならないので、もういいよ。って言いたくなる。待てません。大学病院っていいのかな、ベテランの先生にあたればいいけれど)が、それはそれ、持病があり、それでもローマで保険証tessera sanitariaを使ってお医者さんにみてもらいたいわーって時は、

-主治医のところに(予約を入れて)行く。

-「○○科にかかりたいんです。具合悪い」って訴える。

-予約票をもらう。

-で、RECUP(ASLの予約センター)に電話して予約をする(この時点でパワーゲージ60)

-大体もって予約は1ヶ月待ちはざらである。

-そんなわけで、あんまり人気のなさそうなところに行く。それでも科によってはだいぶ待つ。

-。。。あんまりよくないわー(パワーゲージ30)

だったりする。

RECUPに電話をして家の近くの病院で数日後に予約が取れたこともあるのだが、その専門医は優しかったが処置を間違えたらしく、結局私は数ヵ月後に専門センターに送られることになったのだった。

「よく我慢したね、さすが日本人」というお褒めの言葉をいただくくらいこじらせていた。。。ちなみに、そのときの処置代は、初診料以外ただだった(それでも34ユーロはらった)。なぜなら重病だったので。

そもそも、こんなしち面倒くさい手続きをとりながらも、ローマめ。ばっちり変な税金をとるので、日本円に換算すると5000円近くとられているのである!!(だいたい30-40ユーロ)詐欺だ。なんで保険証使って専門医のところにかかるのにこんなに高いのか!!

ま、大体の人は専門医のところなんて行かないのかもしれないっす。私は虚弱体質なので。。。

プライベートのお医者さんはこれより高くて、50ユーロだと良心的なお値段なのですが、私は払えません。だいたい80ユーロくらい。らしい(知りたくもない)

あと、お薬を処方されたときは、自費で買うと高いので、これまた主治医の所に戻って、専門医の書いてくれた処方箋を主治医に見せて「このお薬を保険でかいたいんすけど」と訴えると、その病気の緊急度合い(?)に応じて税金が負担してくれることになる。でもね、また主治医の所に戻るのは面倒なのですよ。自費で買っちゃおっかな。って気にもなる。でも貧乏だから時間があるときは主治医のところに行く。

エコー検査を予約したときは8ヶ月待ちだった。笑えた。最後にはどうでもよくなっていた。。。しかも、その画像を持って専門医のところにいったら「この所見間違ってると思う」だって。

貧乏人には専門医のところに行くのがタダになる制度(esensione)がある。しかし私は難病でもなくお年寄りでもなく、イタリア的カテゴリーの貧乏ではないので、専門医の所にいくときはばっちり5000円もローマ(つかラツィオ州)に払うことになるのだった。日本みたいに一律3割負担にしてくれればいいのに。本当に病気もちにとってはローマってだめなところです。

友人に病気もちの人がいるのだが、彼女はesensioneなので診察料はいらないんだって。でもね、私よりぜんぜんお金持ちなんですよ。きっと私のわからない抜け道があるんでしょーな。

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